通勤のためにもう1つ家を購入するなの理由でセカンドハウスの需要が高まっています。
そこで、ローンを組む方も多いのですが、実はセカンドハウス専用のローンがあることをご存じでしょうか。
ここでは、セカンドハウス専用ローンの種類や一般的な住宅ロの違い、審査基準をご紹介します。
セカンドハウスの購入をご検討中の方は、ぜひご確認ください。
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弊社へのお問い合わせはこちらセカンドハウスで用いることができる住宅ローンとは?
まずは、セカンドハウスとはどのようなものであるのかを確認し、用いることができる住宅ローンを確認してみましょう。
一般的な住宅ローンとはまた異なった特徴を持っているため、どれが自分に合っているのかご確認ください。
セカンドハウスとは?
まず、セカンドハウスとは名称のとおり、第2の家を指します。
つまり、メインの自宅以外にも住む家があるとセカンドハウスと呼ばれるのです。
セカンドハウスと認められる条件には月1回以上は居住していることが必要になります。
もし、長期休みの間のみ使用するなどであれば別荘として扱われ、税制上の優遇制度などが受けられません。
セカンドハウスと別荘はしっかりと区別されるものであるため、混合しないように注意しておきましょう。
セカンドハウス専用の住宅ローンとは
セカンドハウスには一般的な住宅とは異なった専用のローンがあります。
というのも、一般的な住宅ローンはメインで住む家に対するローンなので、セカンドハウスは対象にできないことがほとんどです。
そのため、ローンを組んでセカンドハウスを契約したいといった方のために専用のローンが用意されています。
専用ローンは各金融機関が提供していますが、ほとんどの商品において融資上限額が大きいといったメリットが共通しています。
また、金融機関によっては独自の保障を用意していることもメリットです。
次にご紹介するフラット35の内容を確認し、専用ローンのほうが合っているのであれば各金融機関の商品を確認していきましょう。
フラット35とは
フラット35は全期間固定金利の住宅ローンです。
フラット35は一般的な住宅ローンで利用するものですが、セカンドハウスでも利用することができます。
また、フラット35は職業によらず契約することができるため、個人事業主などでも契約しやすいことがメリットです。
しかし、フラット35は家の技術基準に対して要件が定められています。
セカンドハウスが技術要件を満たしているかどうかはわかりにくいこともあるため、まずは不動産会社へ相談をおこないましょう。
セカンドハウスと一般的な住宅ローンとの違い
ここまでセカンドハウスで用いることができる住宅ローンについてご紹介しましたが、通常の住宅ローンとはどのような点が異なるのでしょうか。
ここで違いについても確認し、どのような点に注意すべきか確認していきましょう。
違い①金利
まず、もっとも大きな違いに金利があります。
近年、一般的な住宅ローンは低金利が続いており、1%程度以下であることが多いです。
それに対し、セカンドハウス専用ローンは金利が2~4%であることが多く、2倍以上の金利がかかってしまいます。
そのため、支払う金額総量が大きくなってしまうため、金利支払いをなるべく抑えたいといった方にとってはデメリットです。
金融機関から見るとセカンドハウスは需要が小さく、貸し倒れリスクが高いものであるためこちらの違いは避けられません。
セカンドハウスで組むローン費を概算しておき、具体的にかかってくる金利額を計算しておきましょう。
違い②返済能力の審査基準
前述のとおり、セカンドハウスは一般的な住宅と比べると貸し倒れリスクが高いです。
そのため、セカンドハウスのローンは一般的な住宅ローンよりも高い返済能力が求められます。
ですので、収入が低いとローン審査に通らないこともあるため、セカンドハウスは収入に余裕がある方におすすめです。
違い③住宅ローン控除の有無
一般的な住宅であると居住開始から10年~13年の間は所得税と住民税が一定額控除される住宅ローン控除を受けられます。
しかし、こちらの控除は「住宅が自己の居住の用に供している」といった要件があり、セカンドハウスは対処外となってしまうのです。
そのため、金利が高いことも併せてセカンドハウスの住宅ローンは支払総額が高くなってしまいます。
もし、フラット35の技術要件を満たしているとこれらデメリットを解消することが可能です。
まずは不動産会社に家の調査を依頼し、フラット35を用いることができるのか確認することがおすすめです。
セカンドハウス専用ローンの審査基準
では、最後にセカンドハウス専用ローンではどのような審査基準があるのかを確認し、自分は審査基準を満たしているのかどうか確認していきましょう。
具体的な審査基準は各金融機関によって異なるため、それぞれの機関へお問い合わせください。
審査基準①返済能力
前述のとおり、セカンドハウスは貸し倒れリスクが高いため高い返済能力が求められます。
具体的に求められる年収は500万円以上と設定されることがおおいです。
また、年収500万円以上であれば上限なく借りれるわけではなく、年間返済額が年収の30%~35%までといった基準もあります。
セカンドハウスの購入前には購入額と年収の比率を計算しておきましょう。
もし、上限額を超えているのであればセカンドハウスの購入費を下げることが必要です。
審査基準②雇用状況
審査基準の1つに年収がありますが、その年収が発生している雇用状況にも審査があります。
雇用状況が安定していると返済能力が高いとみなされるのです。
そのため、大企業など経営が安定している企業に長期間在籍している方は審査に通りやすいと言えます。
それに対し、転職直後や個人事業主の方は年収が高くても審査に落ちてしまう可能性があるものです。
セカンドハウスでローンを組む際は自身の雇用条件も確認しておきましょう。
審査基準③債務返済状況
ローンを組むにあたって他のローンの返済状況も考慮に入れられます。
もし、他のローンの借り入れ額が大きすぎると返済が困難になる可能性があると考えられ、落ちてしまうことがあるのです。
とくに、メインの居住でローンを組んでいることも多いため、注意が必要になります。
2つのローンがあっても返済に滞りが生じないのかは組む前にしっかりと考えておくことが重要です。
審査基準④健康状態
もし、返済途中で大きな病気をしてしまうと就労が困難になり、収入額が大きく減ってしまいますよね。
そうすると返済が困難になってしまうことが多いため、多くの場合は現時点での健康状態が見られます。
また、健康状態が悪くなっても返済が滞らないように団体信用生命保険への加入を求められる可能性も高いです。
こちらの保険は契約者が死亡すると保険金が支払われる仕組みになっています。
団体信用生命保険への加入が求められた場合は金融機関に必要事項を聞き、医療機関へ訪問することが必要です。
その他にも審査にあたって必要な書類はたくさん出てきますので、各場面において金融機関の指示に従って準備・手続きをおこなっていきましょう。
まとめ
今回はセカンドハウス専用ローンの種類や一般的な住宅ロの違い、審査基準をご紹介しました。
セカンドハウスは生活をより便利にするものですが、ローンを組む場合はいくつかの注意点を意識しなければなりません。
今回ご紹介したローンの概要や審査基準を認識し、手続きを適切に進めていきましょう。
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