「プール付き住宅」は誰もが憧れたことがあるのではないでしょうか。
大豪邸のイメージがありますが、実は新車ほど維持費はかかりません。
しかし、まったくかからないわけではなく、土地代や工事費にもそれなりに費用が必要です。
そこで今回は、一戸建てにプールを設置するメリットとデメリットや工事費用、維持費について解説します。
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ここでは、一戸建てにプールを設置するメリットとデメリットについてご紹介します。
まずは4つのメリットについてです。
子どもの遊び場に
小さな子どもにとっては絶好の遊び場になるでしょう。
多くのご家庭では、お手頃価格で手に入るビニールタイプのものが利用されていますが、空気を入れたり水を溜めたりと準備が必要であるうえ、片付けも必要です。
その点、備え付けタイプであれば、空気を入れて抜くといった面倒な準備や片付けが必要ないため、手軽に遊べます。
自宅トレーニングに
健康を維持するため、スポーツジムに併設されているプールに通う方も多いでしょう。
しかし、営業時間内に行く必要があるため、仕事で忙しい方には都合がつかないことがあるかもしれません。
また、休日や夜遅い時間帯は混み合うため、思うように泳げないということもあるでしょう。
その点、自宅に設置することによって、早朝から深夜まで自分の好きな時間帯で泳げます。
優雅な時間に
冬など使わないときは鑑賞物として楽しむことも可能です。
デッキチェアを置き、お酒を飲んだり読書などをしたりすることで、優雅なリラックスタイムを味わえます。
友人を招いておこなう「ガーデンパーティー」にもおすすめです。
断水時の備えに
災害などで断水状態が続いたときは、プールの水が洗濯やトイレなどの生活用水として役立ちます。
たとえば、夫婦2人と子ども1人の3人が浴槽1杯分の水をトイレで使用した場合は、3日程度で使い切ると言われています。
したがって、断水状態が続いた場合は、浴槽だけの水では十分な量と言えません。
そこで、プールの水が重宝するでしょう。
最近は、泥水の中の細菌やウイルスを除去してくれる防災グッズも販売されています。
このように飲用可能なろ過機を利用することで、飲み水としても使用できます。
続いて3つのデメリットについてです。
維持費がかかる
水を張る際は、水質を維持するために維持費が継続的に発生します。
維持費を節約するため、ろ過器や塩素を使用しなかった場合は、使用するたびに水道水が発生したり、ゴミを網で取り除いたりしなければなりません。
ろ過装置や塩素を使用しなかったために、手間が増えるだけでなく、維持費が高くつくこともあるでしょう。
水漏れリスク
プールには大量の水が入っているため、地震などで破損し中の水が漏れるといった場合には、基盤となる周りの土が流れ大惨事となります。
水漏れが発生した際は、近隣住宅にも被害を与え、最悪の場合は損害賠償を求められる可能性もあるでしょう。
そのため、設置する際はデザインや機能性だけでなく耐久性も考慮しておく必要があります。
使用しない可能性がある
プールは設置したが、将来使わなくなるという可能性もあるでしょう。
使わない可能性のあるものに維持費をかけるのは勿体ない話ですが、かといっても水を抜いてしまうとデッドスペースになってしまいます。
将来的にプールを使用することがあるのか、使わなくなった場合はどうするかも検討しておきましょう。
一戸建てにプールを設置するための工事費用
ここでは、プールを設置する際の工事費用について解説します。
プールがある家は大豪邸というイメージがありますが、家とプールを別物として考えると分かりやすくなります。
外構工事のひとつとして考えると費用が分けられグッと身近になるでしょう。
当然、設置する際はそれだけの庭が必要となるため、土地を取得する際の費用は発生します。
庭はあるものとして考えると、プールを設置する際の工事費用は300万〜500万円程度です。
なお、大きさによっても異なりますが、工事内容はシンプルなものとなります。
鉄筋コンクリートで型枠を作っておき、維持するための循環装置を取り付けてコンクリートを打設し、防水を施して完了です。
しかし、ここで重要なのがろ過機です。
ろ過機の価格によっては、その後の維持費にも大きな影響を与えてしまいます。
水を常にきれいに保つためには、水を入れ替えるか、きちんとろ過をするしかありません。
たとえば、子どもが4〜5人で遊べるくらいのビニールタイプのものだと、1回あたりの水道料金は約400円で、約3㎥の水が必要です。
もちろん、ろ過機はついていないため、衛生面では毎回入れ替える必要があります。
これらを考慮すると、デザインよりろ過機を重視しなければなりません。
また、工期に関しては、2週間程度みておくと良いでしょう。
したがって、物件価格に加え500万円程度の予算をみておくと実現させることも可能です。
一戸建てにプールを設置する際の維持費や管理費
ここでは、維持費や管理費がどのくらいかかるのかかるのかについて解説します。
維持費には主に、ろ過装置を稼働させるための「電気代」、水質を保持するための「薬剤代」、水量補充のための「水道代」が発生します。
これらの費用相場は、1か月6,000円で多くても1万円程度です。
また、水はろ過装置での循環と塩素などの薬剤での殺菌で水質が保たれています。
したがって、水を入れ替える作業は基本的に必要ありません。
このように、アフターメンテナンスを考慮すると、ろ過装置の性能が重要といえるでしょう。
しかし、自然に蒸発し使用時に水量が目減りしている場合は、補充するために水道代が発生します。
具体的な水量は、年間でプール全体の3分の1程度となります。
年収いくらで持てるのか
工事費用500万円で維持費が月々1万円だった場合は、車のほうが高いということがわかります。
なお、中古車の場合はこの限りではありませんが、ガソリン代や税金、保険料などを考慮すると維持費は圧倒的に車のほうがかかります。
駐車場を借りる際はさらに費用がかかるでしょう。
その点、プール付き住宅は身近にあるものだと考えられます。
では、年収がいくらあれば購入可能なのでしょうか。
物件も含めると総額2,000万円以上はかかるため、仮に3,000万円だったとして考えてみます。
住宅ローンで3,000万円を借りるには、年収400万円以上は必要です。
しかし、これは土地がある場合の建て替えを前提とした金額となり、解体費用や諸費用などが加わると、貯蓄があればなんとかなるかもしれませんが、年収400万円では厳しいといえるでしょう。
また、新築で購入する場合は、土地も含めて9,000万円程度となります。
都内の物件相場では1億5,000万円程度で、土地が広い分高くなっているということがわかります。
9,000万円の物件を購入する際の年収は、1,200万円程度は必要となるでしょう。
土地の価格によって大きく左右されるため、都心での購入を検討している方は一定以上の収入が必要になります。
まとめ
一戸建てにプールを設置することで、子どもの遊び場やトレーニング、断水時の備えとして使用できる点がメリットです。
一方、維持費がかかり、水漏れリスクや将来使わない可能性もある点がデメリットでもあります。
工事費用は300万〜500万円程度、維持費は1か月6,000円〜10,000円が相場です。
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