一戸建ての住宅の購入を考えると、設備などさまざまな細かい要素を決めていく必要がありますが、そのなかで大切なのがインターネットです。
キャリア会社もたくさんあり、手順がよくわからないという方のために、今回は契約方法から種類、選び方、また契約までにかかる期間を順番にご紹介していきます。
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まずは、一戸建てを購入したらなるべく早く始めたいインターネットの契約方法について、そもそもの配線の仕組みなどから解説していきます。
まず、前提の基礎知識として触れておきますが、回線の方法はマンションなどの集合住宅と一戸建て住宅とでは大きく異なるということを知っておきましょう。
集合住宅の場合にはそれ専用の回線となり、契約プランが存在しますが、基本的には大元で契約したうえで、それぞれの住戸に供給される仕組みとなっています。
考えれば明白ですが、一戸建ての場合にはそれ専用の契約プランとなり、住宅自体を1世帯として近くの回線につなぐ形で供給される仕組みとなっています。
さて、契約の手順ですが、まずインターネットの契約にはプロバイダと回線事業者と呼ばれる2つの異なる業者と契約をおこなう必要があります。
なぜ2つの業者とやりとりをするのかというと、それぞれが担っている役割が異なり、接続を完結することができないからです。
まず、回線事業者とは具体的に何を担当している業者なのでしょうか？
この回線事業者とは、名前のとおり回線、つまりインターネットの回路を提供しています。
そして、プロバイダとはその回線とインターネットをつなぐ役割を担っています。
どちらもまとめてやってほしいと思う方もいるかもしれませんが、どうしても回線の都合上業者を分けておこなう必要があるということを覚えておきましょう。
手順としては、まずはプロバイダを決める必要があります。
その後、住宅からプロバイダにつなぐ回路を用意するために回線事業者との契約をおこない、設定をすることで使用することができるようになります。
ここでもう1つ知っておいてほしいのが、回線にも種類があるということです。
どの回線を選択するのかで、工事の必要性が出てくるので、必ず確認して決めていきます。
まず1つめにご紹介するのが光回線で、この光回線で接続をおこなう場合、工事が必要となります。
名前のとおり、光ファイバーと呼ばれるものを利用した回線で、わざわざ工事をおこなうということもあり、安定しやすく、かつ通信速度が早いことが特徴で、近年人気を集めている種類と言えます。
次にご紹介するのがモバイル回線ですが、これの場合には工事は不要で、ルーターと呼ばれる機械に接続することですぐに利用開始することができます。
手軽に接続まで済ませられることが一番のメリットで、外出時に持ち出して利用することもできるため、その住戸でしか利用できないといった不便な状況を解消することができます。
続いてご紹介するのが、電話の回線によって接続をおこなうADSLですが、これは最近では多用されなくなった種類です。
なぜ多用されなくなったかというと、通信速度が著しく遅く、どうしても光ファイバーなどに比べると利用するメリットがなくなってしまったことが考えられます。
最後にご紹介するCATVですが、これはテレビの回線によるもので、ケーブルテレビなどもこれの一種として当てはまります。
テレビと一緒に契約ができるので、一石二鳥な接続方法と言えるでしょう。
一戸建て購入後に使えるWi-Fiルーターの種類と選び方
続いて、一戸建ての購入後に接続するWi-Fiルーターについてご紹介していきます。
Wi-Fiルーターとは、先ほどの種類のご説明の際にも少しご紹介しましたが、モバイル回線を選択した場合に住宅に接続することで利用することができる機械のことを指します。
ルーターの前にWi-Fiが何なのかよくわからないという方もいるかと思いますので、Wi-Fiについても先にご紹介しておきます。
Wi-Fiとは、無線で接続をおこなうことができる無線LANの一種で、一台Wi-Fiルーターがあることでテレビやパソコン、スマートフォンなどのさまざまな機械に接続することができます。
とくに、誰でも一台はスマートフォンを持っている現代では一家に一台ルーターがあると非常に便利で、最近では必ずおいているという家庭の方が多いでしょう。
まず、Wi-Fiルーターを選ぶためには、それにどのような種類があるのかを知っておく必要がありますが、基本的には据え置きのものとモバイルと呼ばれる2種類があります。
据え置きタイプの場合には、住宅のコンセントやパソコン、テレビなどのエリアに繋ぐことで利用でき、基本的には一つの住宅で使うことを目的とした種類です。
モバイルタイプは、バッテリー式で充電をすることで利用でき、この機器を持ち運ぶことで近くにある機械に無線LANを飛ばすことができるので、外出時にも有効です。
住宅のメイン回線として外には持ち運ばずに使いたいのか、それとも外出時にも常に持ち運びたいのか、目的に合わせて決めるようにしましょう。
Wi-Fiルーターの選び方
まず、選び方として最初に見るべきなのがルーターの規格です。
規格からの説明ですとすぐに理解するのは難しいので、通信速度について考えるとわかりやすいでしょう。
ルーターによっては特定の機器に対応していないというケースもあり、規格を間違えてしまうと、せっかく購入したのにつながりが悪かった、ということになりかねません。
購入時に契約する業者に利用目的をご説明したうえで、間違いのない種類を選択するようにしましょう。
続いて、こちらも速度を左右するものとして、アンテナ数がどれだけあるのかという点も重要です。
そのほかにも、より利用しやすくなる要素はさまざまですので、どのくらいの部屋の規模で利用するのか、希望する要素に合わせたルーターを選ぶことが大切です。
一戸建て購入後にインターネット契約にかかる期間
最後に、実際に契約から利用できるまでにかかる期間についてご紹介したいと思います。
最近では、スマートフォンを使うだけでもインターネットが必要不可欠ですので、すぐに利用できるのかどうかが鍵となります。
また、どれくらいの時間がかかるのか、回線工事は必要なのかという点についても、把握しておかないと引っ越しの計画が立てにくくなります。
回線工事が必要な光回線の場合、申し込みから工事、開通までにトータルでかかる時間はおよそ3週間ほどとされていますが、時期によっても異なります。
引っ越しシーズンの3月から5月ごろにかけては、繁忙期となりさらに対応に時間がかかってしまうこともあるので、ゆとりを持って申し込みをおこなうようにしましょう。
工事をおこなわず、ルーターなどを接続する場合には、申し込み後1週間ほどで機械が届き、設定をすることで即日使えるようになることがほとんどです。
以上を目安に、いつ引っ越しをおこなうのか、そこから申し込みをいつおこなうのかを考えていくことが大切です。
まとめ
一戸建ての住宅で契約できるインターネットの種類や方法、選び方をご紹介してきました。
種類はさまざまで、契約時に自分の希望するポイントをしっかりと理解したうえで選択する必要があります。
業者を介して接続になるので、プロの方にいろいろな相談をしてみるのも良いでしょう。
住んでいくうえで必要不可欠で、一番重要といっても過言ではない設備になるので、慎重に決めていくことが大切です。
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