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住宅ローンとつなぎ融資の違いとは?使用するメリット・デメリットをご紹介

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住宅ローンとつなぎ融資の違いとは?使用するメリット・デメリットをご紹介

カテゴリ:不動産の豆知識

住宅ローンとつなぎ融資の違いとは?使用するメリット・デメリットをご紹介

家の購入をお考えの方は、つなぎ融資をご存じですか?
つなぎ融資は、住宅を購入する際に使用できるローン契約の一種で、住宅購入時の資金繰りに悩んでいる方におすすめのローン制度です。
この記事では、つなぎ融資とはどういったローンなのか、また、どういったケースで使用するのか解説していくので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

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住宅ローンとつなぎ融資の違いとは?

住宅ローンとつなぎ融資の違いとは?

どちらも住宅を購入する際に利用できるローンですが、どういった違いがあるのでしょうか。
使用するケースとともにそれぞれの違いをご紹介します。

つなぎ融資とは

つなぎ融資とは、住宅ローンによる融資がおこなわれるまでのあいだに使用するローン契約です。
住宅の購入には、土地の取得費用や建物の建築費などがかかりますが、これらの費用をつなぎ融資による借り入れで賄い支払いをおこなます。
住宅ローンを組む前は、出費が重なり資金不足になりがちですが、つなぎ融資を使用すればそういったお金の問題を解決することができます。

住宅ローンとの違いとは?

住宅ローンとつなぎ融資の違いは、大きく2つあります。
1つ目は、ローンを組むタイミングです。
住宅ローンは、建物が完成して引き渡しが終わったあとに融資がおこなわれるのに対して、つなぎ融資は住宅が完成前にローンを組み融資をしてもらえます。
一般的に、住宅ローンは建物を担保にして契約をおこなうので、住宅完成前に融資を受けることができません。
そのため、住宅ができるまではつなぎ融資という無担保型の融資制度が利用されるのです。
2つ目の違いは、借り入れ時の金利です。
つなぎ融資は、担保設定をしない代わりに借り入れ時の金利が高く設定されており、利率2.0%〜4.0%ほどが相場の金利となっています。
2つのローンでは、このように融資タイミングや金利の相場が大きく異なる点となります。

住宅ローン控除の適用外

つなぎ融資は、住宅ローン控除の適用を受けません。
その理由は、つなぎ融資による借り入れ金を住宅完成時に返済してしまうからです。
つなぎ融資で借りたお金は、住宅完成時に住宅ローンで借り入れたお金で一括返済することが一般的なので、住宅ローン控除を受けることができないのです。
また、住宅ローン控除を受ける際の条件として、「返済期間10年以上の借り入れ」や「住居完成後6か月以内に居住すること」といった条件があるため、つなぎ融資が対象となることはほぼありません。
こういったことから、つなぎ融資では住宅ローン控除を受けることができないのです。

つなぎ融資が必要なケースとは?

つなぎ融資が必要なケースとは?

ここでは、つなぎ融資がどういったケースで利用されているのかご紹介していきます。

注文住宅の購入

つなぎ融資が使用されるケースとして一番に挙げられるのは注文住宅の購入です。
モデルハウスなどであれば、完成したものを購入するのですぐに住宅ローンを組むことができますが、注文住宅は1から建物を建築するので完成まで融資を受けることができません。
そのため、住宅購入にかかる初期費用を支払うためにつなぎ融資が使用されます。
住宅購入にかかる費用を、自己資金のみで支払えるのであればつなぎ融資を利用する必要はありませんが、自己資金で数百万円の出費をするのは大変です。
こういったことから、注文住宅の購入時につなぎ融資を利用する方が多くなっているのです。

土地の購入

つなぎ融資は、土地の購入にも利用されます。
住宅の建設費用はもちろん土地の取得にもお金はかかるので、住宅の建築費用を準備するときに土地の購入費用も融資を受けています。
また、土地は突然売りに出されることがありますが、そういったときでもつなぎ融資を使えばすぐに資金を準備することが可能です。

中古住宅のリフォーム

つなぎ融資は、住宅のリフォームやリノベーションにも利用できます。
リフォームなどの改修をおこなう際は、注文住宅の購入時と同じく着工金やその他の支払いが必要になります。
そのため、改修費用を用意できない方はつなぎ融資で費用を調達するのです。
ただ、フラット35ではつなぎ融資をおこなっていないので、融資を受ける際は他の金融機関で借り入れをしなければいけません。
もし、フラット35で住宅ローンを組んでいる方は、つなぎ融資を受ける際に別でローンを組むことになるので覚えておいてください。

引き渡し日に住宅ローンが間に合わない場合

住宅ローンを組み家を購入した場合、稀に引き渡し日まで振り込みがおこなわれないことがありますが、そういったときはつなぎ融資で対応する方法もあります。
引き渡し時に支払いができなければ住宅の引き渡しはおこなわれないので、支払いができない方はつなぎ融資で支払うという選択肢も持っておきましょう。
住宅ローンの振り込みが間に合わないということは滅多にありませんが、こういったケースもあるので支払い方法のひとつとして覚えておいてください。

つなぎ融資を利用するメリット・デメリット

つなぎ融資を利用するメリット・デメリット

住宅購入時に便利なつなぎ融資ですが、具体的にどういったメリット・デメリットがあるのでしょうか。
それぞれご紹介していくので、融資を受ける際の参考にしてください。

初期費用がなくても住宅を購入できる

つなぎ融資を利用するメリットとしては、初期費用がいらないという点が挙げられます。
住宅購入にかかる初期費用は、頭金や諸費用など合わせると住宅購入価格の2割〜3割が平均といわれているので、4,000万円の住宅を購入するとなれば800万円〜1,200万円ほどの費用が必要になります。
ただ、これだけ多くのお金を準備するのはとても大変ですし、リフォームが必要になった時などはすぐにお金を準備できないこともあるでしょう。
しかし、つなぎ融資を利用すればその心配もいらないので、この点がつなぎ融資を利用するメリットといえます。

自宅の買い替えがしやすい

自宅の買い替えをする際につなぎ融資を利用すると非常にスムーズに買い替えをおこなえます。
通常、買い替えをする場合は、自宅を売却してそのお金を住宅購入費用にあてますが、つなぎ融資を使えば自宅の売却を待たずに新居の購入ができます。
自宅を売却する前に次の家を購入することで、売却する家を空き家にして売りに出すことができ、自宅の売却後に急いで新居を探す必要もありません。
そのため、自宅の買い替えをスムーズにおこなえます。

金利が高い

つなぎ融資を利用するデメリットとして、金利が高いことが挙げられます。
通常の住宅ローンは、完成した住宅を担保にするため借り入れ時の金利が低く設定されていますが、つなぎ融資では担保設定をしないため金利が高くなっています。
そのため、この点がつなぎ融資のデメリットといえるでしょう。
ただ、住宅ローンと違い短期間の借り入れなのでそこまで大きな負担になることはありません。

住宅ローン控除が使えない

デメリットの2つ目は、住宅ローン控除を利用できない点です。
つなぎ融資は、完成した際に一括返済するのが一般的で、控除を受ける際の条件も基本的に満たせないので住宅ローン控除の適用外となります。
控除を受けられない場合は、節税効果も期待できないのでこの点がデメリットとなります。

取り扱う金融機関が少ない

3つ目のデメリットは、つなぎ融資をおこなっている金融機関が少ない点です。
つなぎ融資は、取り扱う金融機関が少ない分、ローンを組む際のオプションなどが少なく、契約時の条件が悪くなってしまいがちです。
そのため、この点もつなぎ融資を利用する際のデメリットとなります。

まとめ

住宅ローンとつなぎ融資の違いについて解説しました。
つなぎ融資は、利用できるケースが限られていたり控除などの面でデメリットもあるので、利用する際は注意が必要です。
ただ、資金がない方にとっては大きなメリットとなるので、うまく活用して住宅を購入してください。

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