マイホーム購入の際に、「住宅ローンの選び方が分からない」とお悩みの方は多いでしょう。
そこで当記事では、住宅ローンの選び方について解説します。
夫婦で住宅ローンを組む場合の選び方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら住宅ローンの選び方①種類で選ぶ
住宅ローンの選び方には、種類で決める方法があります。
各種類の特徴について解説するので、ご自身に合った住宅ローンを選択してください。
住宅ローンの種類は3つ
住宅ローンの種類は、下記の3種類になります。
●公的住宅ローン
●民間住宅ローン
●フラット35
それぞれ特徴が異なりますので、1つずつ確認していきましょう。
公的住宅ローンの特徴は?
公的住宅ローンとは、公的機関が取り扱う住宅ローンのこと。
「財形住宅融資」と「自治体融資」の2種類が、公的住宅ローンと呼ばれています。
財形住宅融資
財形住宅融資は、財形貯蓄を1年以上続けていて、貯蓄残高が50万円以上ある方が利用できる住宅ローンです。
金利のタイプは5年固定金利型で、5年ごとに金利の見直しがおこなわれます。
借り入れ限度額は財形貯蓄残高の10倍で、購入費用の90%まで借り入れすることが可能。
ただし、4,000万円が借り入れ額の上限となっているので、注意しましょう。
財形貯蓄を長く続けている方は、財形住宅融資を検討してみてはいかがでしょうか。
自治体融資
各自治体がおこなう融資を、自治体融資と呼びます。
自治体が直接融資するケースもあれば、地域の金融機関にあっせんして融資をおこなうケースもあります。
収入が一定額以下であることや、住民税の滞納履歴がないことが条件です。
居住地や勤務先の自治体で、自治体融資がおこなわれているか確認してみると良いでしょう。
その際に、融資の条件や内容を確認してくださいね。
民間住宅ローンの特徴は?
民間住宅ローンとは、銀行や信用金庫など民間金融機関が取り扱う住宅ローンのこと。
団体信用生命保険への加入が義務付けられているのが特徴です。
そのため、団体信用生命保険に加入できないような健康状態に問題がある方は、借り入れできないリスクがあります。
金融機関によって住宅ローンの内容が異なるので、商品を見比べて慎重に検討を進めてください。
種類が豊富なので、しっかり情報収集することで自分に合った住宅ローンを選ぶことができるのでしょう。
フラット35の特徴は?
フラット35とは、住宅金融支援機構と民間金融機関が一緒におこなう住宅ローンのこと。
フラット35の利用条件は、下記のとおりです。
●満70歳以下であること
●日本国籍であること(特別永住者、もしくは永住許可を受けている人を含める)
●借り入れの年間合計返済額の割合が、年収400万円未満の場合、年収に対して30%以下であること
●借り入れの年間合計返済額の割合が、年収400万円以上の場合、年収に対して35%以下であること
フラット35は、全期間固定金利型なのが大きな特徴です。
団体信用生命保険への加入が任意なので、健康状態に不安のある方でも比較的ローンが組みやすくなっています。
また、自営業者でも審査がとおりやすいのがフラット35の魅力。
民間住宅ローンの審査にとおらなかった自営業者の方や、健康状態に不安のある方は、フラット35を検討してみてはいかがでしょうか。
住宅ローンの選び方②金利で選ぶ
住宅ローンの選び方には、金利で選ぶ方法があります。
金利の種類によってメリット・デメリットが異なるので、必ず確認しておきましょう。
全期間固定金利型の特徴は?
全期間固定金利型の特徴は、借り入れ時の金利が返済終了時まで適用されること。
借り入れ期間ずっと金利が固定されているので、金利上昇リスクを避けることができます。
他にも、長期的な資金計画を立てやすいのがメリットです。
しかし、変動金利よりも金利が高めに設定されているので、将来金利が下がった場合には他の金利と比べて損をすることになります。
金利上昇リスクを避けて確実な返済計画を立てたい方には、全期間固定金利型がおすすめです。
住宅ローンの選び方の参考材料として、頭に入れておきましょう。
固定期間選択型の特徴は?
固定期間選択型の特徴は、一定期間のみ固定金利を利用できることです。
たとえば借り入れから10年間は固定金利で、それ以降は変動金利にしたり、固定金利を続けたり、柔軟に選択することが可能です。
期間終了後自動的に変動金利に移行するケースもあるので、商品をよく比較してくださいね。
その都度自分に合った金利の選び方ができるので、市場金利に詳しい方にとってはメリットとなります。
しかし、固定金利の期間終了時に金利が上昇していると返済額が増える「金利上昇リスク」があることを覚えておきましょう。
変動金利型の特徴は?
変動金利型の特徴は、市場金利に合わせて金利が変動することです。
基本的に、固定金利より金利が低く設定されているのがメリットといえます。
また、今後金利が下がった際には、その恩恵を充分に受けることができます。
反対に、金利が上昇すれば返済額が増えるリスクがあります。
金利の低い変動金利を選ぶ場合には、金利上昇リスクがあることを覚悟しておきましょう。
住宅ローンの選び方③夫婦でローンを組む場合
近年共働き夫婦が増えたため、夫婦で住宅ローンを組むケースが多くなっています。
夫婦で住宅ローンを組む場合、「連帯債務」か「ペアローン」のどちらかを選択します。
それではさっそく、それぞれの特徴を確認していきましょう。
連帯債務の特徴は?
連帯債務の特徴は、夫婦の収入を合計して1つのローンを組むことです。
1人が債務者、もう1人が連帯債務者となって契約をおこないます。
住宅ローンを複数契約することがないので、管理が楽なのが魅力です。
連帯債務の注意点
仮に夫が債務者となった場合、夫に万が一のことがあればローン返済が免除されます。
しかし、連帯債務者である妻に万が一のことがあっても、ローンの返済は免除されません。
夫の収入だけで返済が可能なのか、事前によく話し合いをおこなう必要があります。
もし厳しいようであれば、生命保険に加入するなど、しっかり対策を取っておきましょう。
ペアローンの特徴は?
ペアローンの特徴は、夫婦がそれぞれ住宅ローンを組むことです。
つまり、1つの世帯で2つの住宅ローンを契約することになります。
ペアローンのメリットは、住宅ローンの減税制度を夫婦それぞれが利用できる点です。
世帯での借り入れ可能額が増えるだけでなく、節税対策としても有効活用できます。
どちらか1人に万が一のことがあれば、そのぶんの住宅ローンは完済される仕組みです。
そのため、1人分の住宅ローンの返済を続けていくことになります。
ペアローンの注意点
ペアローンの注意点は、2つの住宅ローンを組むことで管理が大変になることです。
手数料や保険料は2倍必要になることも覚えておきましょう。
また、今後出産などでどちらかの住宅ローン返済が厳しくなることはないか、しっかり計画しておくことが大切です。
いざというとき返済に困らないよう、資金計画をきちんと確認しておくと良いでしょう。
まとめ
住宅ローンの選び方は、種類で選ぶ方法と金利で選ぶ方法があります。
それぞれの特徴を見比べて、自分に合った種類と金利を選択しましょう。
夫婦で住宅ローンを組む場合は、連帯債務とペアローンの2種類から選ぶことになります。
それぞれ返済が困難にならないか、夫婦でよく話合うことが大切です。
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