マイホームの建築構造にはいろいろありますが「鉄筋コンクリート造」という言葉をご存じですか?
コンクリートの芯に鉄筋を用いて強化した建材で建築した建物や建築方法のことをいい、中高層建築にも多く採用されています。
鉄筋コンクリート造の建物は他の建築構造の建物と比べると何が優れているのでしょうか?
今回は鉄筋コンクリート造のメリットとデメリットを解説します。
鉄筋コンクリート造のメリット
鉄筋コンクリート造には他の建物構造と比較すると日常を生活するうえで多くのメリットがあります。
遮音性
鉄筋コンクリート造は、コンクリートを流し込んで造られるため隙間がありません。
そのため、外や内からの音が透過しにくく、他の建物構造より音を遮る性能が優れています。
耐火性
コンクリートは不燃材なので、耐火性にも優れています。
火事の場合でも燃え尽きることがなく、1000度ぐらいの高熱でも数時間であれば全焼する恐れもなく倒壊を防ぐことができます。
耐震性
鉄筋コンクリート造の建物はコンクリートに圧縮性があり、鉄筋は引っ張る力に優れているため、その特性を活かして地震に強い構造になります。
マンションなどの高層ビルに多く採用されることからも、耐震性の高さが伺えます。
鉄筋コンクリート造のデメリット
メリットが多い鉄筋コンクリート造ですが、デメリットもいくつか存在します。
費用が高い
他の建物構造に比べ鉄筋コンクリート造は費用が高いです。
コンクリートを使うため、規定の強度に固まるまで時間がかかり、他の建物構造より工期が長くなるので、職人の人件費や工事費などがよりかかるのが主な理由です。
また、鉄筋コンクリートは重いため土地の地盤によっては補強する必要があり、その分費用がかかる場合があります。
防音性
遮音性に優れている鉄筋コンクリート造ですが物件により防音性能に差があります。
壁を叩いてみると違いがわかります。
壁の厚く高密度のコンクリート壁は、低くつまった音がしますが、壁が薄く低密度だったりすると、軽く高い音になります。
鉄筋コンクリート造であっても吸音材を組み合わせた建材で造られた場合、防音性に期待ができない場合があるので注意しましょう。
まとめ
鉄筋コンクリート住宅は手入れが比較的容易であり、マイホームとしての寿命も他の建物構造より長くなる特性を持っています。
しかし、経年劣化により構造耐力は低下するので適切に対策やメンテナンスをおこなうことが肝要です。
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