家を建てるときには、建物の土台である「地盤」の状態を知っておくことも大事なことです。
地盤の強度によっては、思わぬトラブルが起こり、建物に損害が発生することもあるかもしれません。
ここでは、そのような地盤トラブルによって引き起こされた、損害を保証する仕組み「地盤保証」についてご紹介します。
建物の地盤保証とは?
地盤保証とは、地盤のトラブルで建物に損害が発生したときの修復費用を保証する仕組みのことです。
地盤のトラブル「不同沈下」とは
建物を建てると地盤に含まれている水や空気が、建物の重さで徐々に抜け、沈んでしまうことがあります。
このとき、地盤が不均等に沈下する「不同沈下」を起こすと、建物に亀裂やゆがみが生じる原因となるのです。
地盤保証の仕組みとは
地盤保証で保証されるのは建物の購入者、もしくは建築会社で、保証するのは保証会社や地盤会社です。
地盤保証を受けるためには「地盤保証機関」に加入している建築会社への依頼が必要なので、建築会社へ事前に確認しておきましょう。
申請を依頼すると、建築会社が手続きをおこない、地盤調査の了承後に工事が開始され、建物引き渡しまでに保険の加入証が発行されます。
建物の地盤保証の内容や注意点とは
地盤保証の内容は保証会社や契約によって異なりますが、一般的には次のケースが保証対象です。
●地盤補強工事
●不同沈下が原因で発生した建物の不具合補修工事
●工事に伴う仮住居費用
●不同沈下により保証が必要な身体・財物の賠償費用
不同沈下は建築後10年以内に発生する確率が高いので、保証期間は10年で保険限度額も5000万円までのものが有効です。
地盤保証の費用
地盤保証を利用するには毎年費用がかかります。
初年度には会社登録料5万4千円、翌年以降は更新登録料2万7千円と地盤保証料として2万7千円が必要です。
保険料は、保証内容によって変わるため十分な説明を受け、必要な保証を選択するようにしましょう。
地盤保証利用時の注意点
地盤保証は、被保険者である保証会社や地盤会社が倒産した場合は保険金が支払われません。
この場合でも、建築会社や建物の購入者が保険金を請求することはできないので注意しましょう。
また、地震や噴火、洪水などの天災で生じた不同沈下事故は保証の対象外です。
地震などで起きた、液状化による不同沈下やがけ崩れ、断層など周囲を巻き込んだ地形変動も対象外となるので注意が必要です。
まとめ
建物の地盤保証は、地盤の「不同沈下」によって発生する損害を保証する制度です。
見えないリスクに備えるためにも、保証内容や費用について説明を受けたうえで、建物の地盤保証を検討してみてはいかがでしょうか。
私たちハウスコンシェルジュでは、仲介手数料無料の新築一戸建てなどもご紹介中です。
マイホーム購入に関するご不明点は、お気軽にご相談ください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
住まいをお探しの方はこちらをクリック↓