従来のコンクリートよりも圧縮強度の高いコンクリートのことを、「高強度コンクリート(HRC)」といいます。
近年、建物の大規模化や高層化に伴って注目を集めている高強度コンクリートですが、住宅の購入に際して高強度コンクリートが必要なのか、疑問に感じる方も多いでしょう。
そこで今回は、不動産購入を検討されている方に向けて、高強度コンクリートについてご紹介します。
不動産購入前に押さえておこう!「高強度コンクリート」とは?
「高強度コンクリート(HRC)」とは、一般的なコンクリートと比べて、より強い圧力に耐えられるコンクリートのことをいいます。
コンクリートの強度は、単位面積当たりの圧縮強度の高さ(N/㎡)で表されます。
この強度を見ると、一般的なコンクリートが27~36N/㎟に対してなのに対して、高強度コンクリートは36~60N/㎟と、約2倍の高さです。
なお、60N/㎟以上の高さをもつコンクリートのことは、超高強度コンクリートとよばれます。
建築構造内に使用されるコンクリートの強度が高ければ、その分梁や柱の重量を減らせるため、より高い強度と耐久性が必要になる高層ビルなどに利用されています。
高強度コンクリートの必要性とは?不動産購入前に知っておきたい知識
建築基準法によると、戸建て住宅の基礎には18Nあれば問題がありません。
この数字からもわかるように、基本的に戸建て住宅や低層階のマンション、アパートなどでは、まだ高強度コンクリートが使用されている例は珍しいといえるでしょう。
さらに、マンションや住宅の強度、耐久性はコンクリートの強度だけで決まることはありません。
柱や梁の太さ、大きさや構造などによっても建物の強度と耐久性は大きく変化します。
そのため、必ずしも高強度コンクリートを使用している住宅であれば、安心して購入できるわけではないのです。
そこで不動産の購入に際して、マンションの強度や耐久性を判断したいときには、コンクリートの強度だけでなく、性能表示のレベルや長期優良住宅の認定状況などを参考にすることをおすすめします。
そのほか、工事時の現場写真を公開している会社を選ぶ、現場管理に気をつかっている会社を選ぶのも重要なポイントです。
まとめ
今回は、不動産購入を検討されている方に向けて、高強度コンクリートについてご紹介しました。
不動産の耐久性や強度を確かめたいときには、建築構造や施行会社など、さまざまな視点から判断することをおすすめします。
高強度コンクリートについてより深く知りたい方は、お気軽に弊社までご相談ください。
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