平屋が主流だったのは今から50年以上も前になります。
広い土地が確保できることや建築技術が簡単なことが理由で、平屋は戸建住宅の中心的存在でした。
その後は人口の増加により2階建て住宅が一般的になったものの、近年再び平屋の良さが注目されています。
今回は平屋の特徴やメリット・デメリットについてお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
平屋のメリットは子育てのしやすさ!どんな特徴があるの?
平屋とは1階のみで構成されている戸建住宅で、とてもシンプルな構造の家です。
ワンフロアで生活ができるため、家事や子育てがしやすいことが特徴になります。
また、平屋は2階建て住宅やマンションなどに比べて、耐震性に優れていることも特徴です。
上層階がない平屋は重心が低く建物に重みが加わらないため、地震が来ても揺れが小さく倒壊する可能性が低くいのです。
平屋は地震が多い日本に適した住宅と言っても過言ではないでしょう。
また現在建てられている平屋は昔と違い、機能性やスタイリッシュさを重視した家が多いです。
天窓を設置して日当たりを良くしたり、縁側は段差をなくして外への出入りをスムーズに行えたりと、昔にはなかった機能性をプラスしている家もあります。
縦の空間を利用して「中2階」を設けて、スタイリッシュな空間を演出する家も増えました。
子どもが遊ぶスペースやプライベート空間として使えるので、利便性が良いと注目されています。
子育てのしやすさは動線がポイント!平屋のメリット・デメリットを紹介
平屋ならではのさまざまな特徴は、どれも魅力的なものでしたね。
「住んでみたいな!」と興味をもった方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、平屋のメリットとデメリットについてお伝えします。
平屋に住むかどうかの判断基準の目安として、ぜひ参考にしてくださいね。
【平屋に住むメリット】
1つめのメリットは「生活動線が楽」なことです。
平屋の住居スペースは1階のみのワンフロア。
キッチン、リビング、寝室、子ども部屋などがすべてワンフロアにあるため、掃除や洗濯がとても楽です。
階段がないので家の中を移動しやすいことも魅力ですね。
生活動線が楽になり効率良く動けるので、快適な生活を送ることができます。
2つめのメリットは「子どもが住みやすい」ことです。
乳児や幼児のお子さんを育てている場合は、階段がないことが大きなメリットとなりますね。
平屋は階段から落下する危険もなく、子どもを抱っこして階段を上り下りする負担もかかりません。
ほとんどの平屋は庭付きなので、庭で子どもを遊ばせられることも魅力の一つです。
家事をしながらでも子どもの様子を見られるので、子育て世帯にも住みやすい家なのではないでしょうか。
思春期のお子さんを育てている場合は、親子のコミュニケーションが取りやすいことがメリットと言えます。
子どもが成長するにつれて、親子間に距離ができてしまう場合もありますよね。
2階建ての家は2階部分に子ども部屋を設置することが多いですが、リビングから離れていると余計に距離を感じてしまいます。
しかし平屋はワンフロアなので、子どもが自室にいても気配を感じることができます。
子どももリビングにいる家族の気配が感じられるので、安心感を得ることができるでしょう。
自然と距離が縮まり一家団らんの時間が増えるのも平屋の魅力です。
【平屋に住むデメリット】
1つめのデメリットは「広い土地が必要」なことです。
平屋は1階部分に部屋を作るので、家族の人数に合った部屋数を確保できる広さの土地が必要になります。
土地代が安い地域は建てやすいですが、土地代が高い都心部ではコストがかかることがデメリットです。
地域によっては平屋より2階建て住宅の方が適している場合もあります。
2つめのデメリットは「日当たりが悪くなりやすい」ことです。
周囲の建物が2階建て住宅やマンションが多い場合は、日当たりが悪くなりやすいので、家全体が暗い印象になりがちです。
窓から遠い中心部は特に日当たりが悪くなるため、昼間でも照明が必要になる場合があります。
天窓の設置や中庭を作って日当たりの悪さを解消することも可能ですが、コストがかかるため検討の余地が必要です。
さらに屋根に太陽光パネルを設置しても、日当たりが悪いと発電量が少なくなるデメリットもあります。
平屋には魅力的な特徴やメリットがたくさんあります。
子育てしやすい家なのもポイントが高いですね。
デメリットも考慮して、平屋への引っ越しを検討してみてはいかがでしょうか。