最近では、防火性・耐火性を高めるために、燃えしろ設計の用いられている物件が増えています。
なかには、そのような燃えしろ設計の家を売りたいが、どのように売却すれば良いのか迷っている方もいるでしょう。
そこで今回は、燃えしろ設計の家を売るメリットと、売却方法を解説します。
住宅の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
燃えしろ設計の家を売却するメリットとは?
そもそも燃えしろ設計とは、準耐火構造の1つで、柱を太くすることで、柱の表面は燃えたとしても建物が崩れないようにする設計です。
燃えしろ設計の構造では、部材ごとに数㎜の燃えしろを設けており、その幅によって30分や45分、1時間といった耐火時間が定められています。
その間に消火活動をすることで建物の崩壊を防ぎ、その後も住み続けられるため、結果的に家の寿命を長くすることを可能にしています。
燃えしろ設計の家を売却する大きなメリットは、耐火性にすぐれた「長期優良住宅」であるため、売れやすい点です。
長期優良住宅とは、高い耐震性・耐火性をもち、劣化対策等級が一定以上である、メンテナンスが容易であるといった条件を満たす住宅を指します。
長期優良住宅の認定を受けると、その家の性能が裏付けられるうえに、補助金がもらえたり、住宅ローンの金利が安くなったりする優遇措置も受けられるため、メリットは大きいです。
そのため、通常の家を売却するよりも、購入希望者を見つけやすいでしょう。
燃えしろ設計の家を売却する方法とは
燃えしろ設計の家を売却する方法については、耐火性をはじめとする、すぐれた点をアピールするのがコツです。
特に「長期優良住宅」は人気が高いので、認定されている場合は、その点をメインにアピールすると売れやすいでしょう。
なお、いくら性能がすぐれた家とはいえ、日々のメンテナンスは住宅の価値に少なからず影響するのは、注意点です。
日ごろから、設備に不具合があれば早急に修繕する、構造部分は数年おきに専門業者に点検してもらうなどの対策で、家の価値を下げない工夫が大切です。
また、さらに高い性能の家にするため、リフォームを実施するのも、スムーズに売却する方法の1つといえます。
住んでいるうちに、家の性能を向上させておけば、住みやすくなるうえに住宅としての価値を高められます。
家の価値が高まれば購入希望者も増えるので、売却しやすくなるでしょう。
まとめ
以上、燃えしろ設計の家を売却するメリットと、売却方法について解説しました。
燃えしろ設計の家は耐火性にすぐれているので、売れやすいのがメリットです。
売却の際には、高い性能をアピールすると良いでしょう。
住宅の価値を下げないように、日ごろからのメンテナンスも大切です。
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