リニア中央新幹線の開業を控えた名古屋市は、名古屋市全体のまちづくりの基本方針である「都市計画マスタープラン」を決定しました。
将来の人口減少などに備えて、戦略的にまちづくりを支えるための都市計画マスタープラン。
ここでは、その方向性や今後の展開についてご紹介します。
名古屋市が行っている都市計画マスタープランの方向性は?
名古屋市は、冒頭でもふれたとおり戦略的なまちづくりに取り組んでいます。
そのための基本的な考え方をまとめたのが、都市計画マスタープランです。
2025年頃にピークを迎えるとされる人口減少、高齢化、大多数の人が不安を抱えている大規模な災害、環境問題、グローバル化などに対応する、といった方向性で進められています。
名古屋市が行っている都市計画マスタープランの今後の展開は?
名古屋市では、2020年頃を目標に、都市計画マスタープランの実現をめざしています。
そのゴールに向けて、今後は、「土地利用」「交通」「港湾・空港」「緑・水」「住宅・住環境」「防災」「景観・歴史」「低炭素・エネルギー」「供給処理施設等」の各分野に沿ってまちづくりが進められていくとのこと。
各分野における要点は、次のとおりです。
1)土地利用
リニア中央新幹線開通を見越して、国内外の拠点としての機能が強化されます。
2)交通
駅そばの生活圏の利便性の向上を重視します。
緑や花がゆたかで活気のある住宅街をめざしながら、歩行者の安全性に配慮した道路づくりなども展開されます。
3)港湾・空港
国際産業ハブ港としての魅力的なウォーターフロントを整備するとともに、中部国際空港の機能強化なども進められます。
4)緑・水
多様な生き物が暮らせる水循環の回復を図りながら、身近に自然を感じるまちづくりを重視します。
5)住宅・住環境
安心して住み続けられる住環境づくりを強化します。
さらに、将来の人口減によって起こるとされる空き地・空き家の対策を進めていく、とのことです。
6)防災
水害や地震などから街を守るための防災対策を強化します。
いざ災害が起こっても、いち早く復旧できる体制づくりも急がれています。
7)景観・歴史
名古屋城などの「まちづくり資産」を活用し、より魅力的な景観づくりを推し進めることで、地域力の向上に努めています。
8)低炭素・エネルギー
低エネルギーで環境にやさしく、かつ快適に暮らせる都市づくりが展開されます。
9)供給処理施設等
下水道、ごみ焼却場、市場などの整備・維持管理も重視されています。
まちづくりを進める中で、それぞれの分野で適宜評価を行い、その結果を次の都市計画マスタープランに生かして、さらに方向性を決めていくそうです。
まとめ
名古屋市では、将来を見越したまちづくりのために、基本の考え方である都市計画マスタープランが作成されています。
駅そばを中心に戦略的なまちづくりが展開されるので、名古屋市は今後ますます魅力が高まりそうですね。
ハウスコンシェルジュでは、名古屋市の新築一戸建てを豊富に取り扱っております。
マイホーム購入に関するご相談も、ぜひお問い合わせください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆